猫脱走防止!玄関手前に格子扉を設置してみた|DIY初心者

猫脱走防止!玄関手前に格子扉を設置してみた|DIY初心者


猫を家から出入り自由にするか、家から出さないでいるか、飼い主さんの意見はさまざまだと思います。
わたしは、昔飼っていた猫が交通事故に遭ったり、オス猫だったために喧嘩をしケガを負って帰ってきたりしていたので、もう猫は外に出さない、室内飼いをすると決めていました。
他にも、外へ出ると他の猫から病気をもらってきたり、危ない場所へ立ち入って事故に遭ったりする危険性もあるので、猫はやはり室内飼いがいいのではないかと思います。
でも、当の猫ちゃんはそんな飼い主さんの思いとは裏腹に、外の世界に興味を持ったり、よくあるパニックを起こしてその勢いで飛び出して行ってしまうこともあるかもしれません。
窓にはとりあえず網戸がありますが、玄関は丸腰です。
この玄関を、早々になんとかせねば。

目次
  • 1 脱走防止のためのドア
    • 1.1 猫 脱走防止パーティション CatCatch
    • 1.2 にゃんがーど
    • 1.3 DIYで手作りしてみる
  • 2 手軽にDIYできる、すぐれものを発見
  • 3 まずは、イメージしてみる
  • 4 図面を書いてみた
  • 5 材料を調達
  • 6 作成手順
    • 6.1 1.B扉部を作成
    • 6.2 2.B扉部を廊下に設置
    • 6.3 A柵部を作成
    • 6.4 A柵部を設置
    • 6.5 鍵を取り付ける
    • 6.6 完成!
  • 7 失敗したこと
  • 8 初めてのDIYの感想

脱走防止のためのドア

最初、玄関に設置する、蚊除けの網のドアをホームセンターで見つけて、これか?と思ったのですが、猫が爪を立てて登ってしまうし、結局玄関も網のドアも同時に開けることになって意味がない。

猫 脱走防止パーティション CatCatch

ネットで調べていると、突っ張り仕様で簡単に設置できそうな商品もあり、ものすごく興味があったのですが、人が通れる幅が若干狭いかなと思い断念。

にゃんがーど

「にゃんがーど」という商品が、簡単に組み立てるだけで猫の脱走防止扉が設置できるようなのですが、幅の広いものだと80,000円近くする(;´Д`)
コスト面を考えると、手間はかかりますが、手作りがおすすめです。
☟私が心惹かれた商品。人気があり納期に時間がかかるみたいですが、きっと仕上がりは満足いくものでしょう。




 そらのしっぽ 
玄関からの脱走対策|ねこ工房の脱走防止扉『にゃんがーど』がおすすめ
http://sora-cat-blog.com/2019/03/28/post-2375/
 猫ちゃんを飼うときに、本気で考えないといけないことのひとつが、脱走防止対策です。玄関や窓から外へ出てしまって、車にひかれてしまったり、外猫とケンカして怪我を負ってしまったり、自分の家が分からず戻ってくることができなかったり・・・考えるだけで...

DIYで手作りしてみる

なんかいいのないかなーとネットで調べてみると、玄関前のスペースに木製のドアを設置する方もいるみたいで。しかも、手作り!すごーい!
これなら、家を出る時は、脱走防止ドアを閉めて玄関ドアを開ける、家に入る時は、玄関ドアを閉めて脱走防止ドアを開ける、ということになります。
外出するときや、家に帰って来た時に、ドアの前で猫が待ち構えていてそれを防止しながら玄関を開け閉めしなくて済む!
これは名案だ!
業者さんに頼んだり、既製品を買うとなるとお金がかかるし・・・ということで、皆さんの作品を参考に、私も脱走防止ドアを作ってみることにしました!
父に手伝ってもらいながら、初めての本格的なDIYに挑戦です。

手軽にDIYできる、すぐれものを発見

猫脱走防止ドアを自作するべく、ネットで色々と物色していると、見慣れないモノを発見。
ディアウォール」?なにそれ?
これ、穴をあけたり釘を打ち込めない賃貸マンションなどでもDIYが楽しめるというすぐれもので、木材の上部と下部にはめ込んで床と天井を突っ張り、家の中に柱を設置できるDIYパーツ。
これがあれば、家を傷つけずに棚や収納などが設置できるとあって、今人気の商品みたい。
別会社で、「ディアウォール」と、「LABRICO(ラブリコ)」という2商品があるようです。
「ディアウォール」は、バネで天井と床を突っ張る、「ラブリコ」はバネとネジで突っ張る、という仕組みみたい。
こんなオモシロいものが今どきあるんだぁ~♪
よし、採用!
で、どっちにしようかと悩んだ末、ネジで設置できるところと、パーツの部分がスリムで掃除もしやすそうだったので、今回は通販で「ラブリコ」を購入。価格は、880円でした。



ディアウォールは、ホームセンターでも売ってありました。

まずは、イメージしてみる

まずは、玄関前の設置したい場所の寸法取りをし、こういうドアを作りたいというのをイメージ。
玄関から入ると廊下があり、手前に洋室へのドア、奥に普段そら君が居るリビングへのドアがあります。
今までは、玄関を開けるときはリビングへのドアを閉めてそら君を廊下へ出さないようにしていました。
洋室へはそら君も出入りさせたいので、脱走防止ドアを設置するのは、玄関と洋室との間ということに。
その場所の廊下の幅は128cm。床から天井までの高さは231cm。
さすがに、廊下幅いっぱいの128cmを全部扉にすると大変なので、扉の幅は90cmにすることにします。
余った38cmは、開け閉めする必要はないので、固定してただの柵状態にすることにしました。
高さは、今は子猫でさほどジャンプできませんが、(2ヵ月半のそら君でようやく50cmくらいのジャンプ力)大人になれば1m以上は軽々飛び越えちゃうでしょうから、人の背丈くらいは必要かと。
よし、大体の構想はできてきました。
あとは、細かいところを考えていきます。

図面を書いてみた

大体のイメージはできてきました。それを図にしてみます。


床部と天井部にある濃い青は、ラブリコ。
格子の部分(肌色)は、丸棒を使うことにします。(図面の本数は適当です)
そら君がまだ子猫で小さいので、格子の幅はなるべく狭く、丸棒の芯から芯までを4cmにしました。
扉の枠(緑色)は角棒。

B柱とB扉を蝶番ちょうつがい(水色)でくっつけて、玄関と反対側へ扉が開くようにします。
また、開閉がスムーズにできるよう、キャスターを付けます。扉の重みが蝶番に全部かからないような役目もしてくれます。

蝶番をつけるB扉の角棒は、強度を得るため太いものにしましたが、他3本の縦向きの木材はそれより細めにして、なるべく重さを軽くします。
横向きの木材も、軽さと手間を考え、平たい木材を使いました。

A柵はA柱に完全にくっつけて固定させます。

高さの182cmというのは、この長さのをそのまま使いました。単純に、切るのが面倒だったので。
182cmもあれば、さすがの猫も飛び越えられないでしょう。

ネットで先輩方の扉を見ると、縦向きの丸棒をはめ込むような穴を、横向きの木材に開けているようなのですが、どうやったらそんなことができるのか分からないので、わたしは縦向きの木材を横向きの木材にネジを打ち込んで固定させることにします。

材料を調達

《通販で購入》
ラブリコ @880X2個+送料400円 2,160円

《ホームセンターで購入》
2×4材    @638X2本   1,276円
丸棒 Φ15 @475X24本 11,400円
角棒 太  @1,289X1本  1,280円
角棒 細  @748X3本  2 ,244円
角棒 平  @418X2本    836円
蝶番(2個入) @178X2  356円
ビス 短          298円
ビス 長          298円
キャスター  1個     298円

しめて合計10,500円くらい。
電動ドライバーなどは、父が持っているのでそれを借ります。


作成手順

1.B扉部を作成

縦向きの木材と横向きの木材をビスで留めるのですが、ビスが入り込みやすいように予め穴を開けました。



横向きの木材で上下を挟み込んで完成。下部のキャスターもビスでつけました。

2.B扉部を廊下に設置

図面があるとはいえ、そこは素人。B扉部を廊下に設置して残りの幅がどんなかんじになるのか不安だったので、先にB扉部を一旦設置してみて、A部をどうしたらいいか考えることにしました。

ラブリコを使用する2×4木材は、天井までの高さからマイナス9.5cmの長さにカットします。2x4材にラブリコをかぶせ、廊下に設置。

☟上部にあるネジで突っ張っていきます。うちの天井はあまり強度がよくないとのことなので、少し貼り具合を手加減しています。


この2x4材の柱に、先ほど作成したB扉部を蝶番で固定。


キャスターもちゃんと機能してくれてます。

ですが、扉の開け閉めをしてみると、微妙に柱が動いてしまいました。天井の強度が弱いため、突っ張り具合をゆるめに設置しているからでしょうか。扉の重さがあるので、もしかすると柱ごと倒れてしまう可能性も。
ラブリコの耐重は20kgで、扉を図ってみたら10kgもなかったはずなので、クリアしているとは思うのですが不安です。
すると父が、「これがあった」とどこからかL字の金具を持ってきて、壁に柱を固定してくれました。うちは賃貸ではないので助かりました(;^ω^)
扉が倒れて、そら君がケガでもしたら大変ですからね。


A柵部を作成

なぜだかB扉部に、格子用の丸棒を1本多めに使ってしまい、A柵部の格子の幅が広めになってしまうハプニング(さすが素人)。格子の幅が5cmになりそうです。
これではもしかしたら、子猫のそら君はすり抜けてしまうかも。
ですが、その辺は臨機応変に対応します。
A柱の2×4材(38cmx89cm)もB柱のように、木材の短い面(38cm)を廊下と垂直にする予定だったのを、廊下と平行にすることで距離を稼ぎ、柵の幅を予定していた33cmから短めにし、格子の幅を狭くできるようにしました。
☟扉側 B柱

☟柵側 A柱


そして、A柵部を、B扉部を作ったときのように作成。

出来上がったA柵+A柱をよいしょよいしょと廊下へ移動、B部とのバランスを見ながら設置しました。

A柵部を設置

B部との平衡感覚、床からの垂直加減を父と2人で見ながら設置。
2×4材の床部の、片側だけがフラフラ動いたりしていて、なんでだろうねぇと首をかしげました。恐らく、きちんと垂直に立てていなかったので片側が浮いている状態だったんでしょう。
ちゃんと垂直がとれていないと、つっぱりがしっかり効かないはずなので、結構時間をかけて作業しました。

鍵を取り付ける

なんとかドアと柵は設置できましたが、このままだと、ちょっとドアを引いたり押したりすればすぐに開いてしまうので、簡易なカギを取り付けることに。
内側からも外側からも施錠、解錠できるものがいいです。
ネットで鍵を色々見ていると、こういった鍵を発見しました。☟
「多目的ラッチ」っていうんですね。

簡単で、なおかつ内側から施錠していてもドアの隙間からちょいと手を延ばせば解錠できるのでは?ということで、これを使ってみることに。
ホームセンターで購入してきました。

☟解錠

☟施錠

これを、玄関の内側と、外側の2カ所に設置。

☟こういう具合に動きます。
反対側が施錠してあっても、隙間から解錠でき、施錠は自分がいる側を締めればOK。
いいじゃないかぁ~♪

完成!

ようやく完成です!(鍵がつく前)

☟玄関側から

なんだか、めっちゃいい感じじゃないですかぁ~♡
ちょっと歪んでたりしますが、サイコーの出来です!

☟「にゃにコレ?」という顔のそら君。

そら君みたいな子猫でも、すり抜けられない格子の間隔。
ちょこちょこ作業をして、トータルで恐らく10時間くらいかなぁ~。DIY初心者2人が、あーじゃない、こーじゃない、の作業でした。得意な人はもっと早くできちゃうかも。

失敗したこと

1.丸棒が結構硬い木で、穴を浅く開けてしまったものがあり、A柵部を作成中、割れてしまいました。

少し作業に慣れてきて適当感が出てきたこともあると思います。慎重に作業しないといけませんね。

2.丸棒の長さに微妙な違いがあり、枠が出来上がっていく度にたわみが発生。
その結果、柵の幅がまちまちで、グラグラする箇所が。


本当は、扉の中央辺りに横に1本でも木材を通して固定させるといいんでしょうが、そういったことが出来る知恵と技術がなく、182cmをずどーんと使用したもので。
※格子の部分が丸棒ではなく角なら、真ん中辺りに木材を横向きにビスか何かで固定させるといいかもしれません。

初めてのDIYの感想

今回の扉作成で、DIYの楽しさを痛感。
打掛鍵の取り付けは自分一人で作業したし、少し慣れてきたかも。
キッチンを猫立ち入り禁止にしたいと思っているので、今回の経験を活かして素敵な間仕切りを作りたいと思っています♪
ラブリコは、またキッチンで使いたいと思いすでに2つ購入済みです♪

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